20代で塾講師から別業界に転職する際の注意点
20代の教師から、塾講師への転職を考える人も少なくありません。教育業界に関わらず、20代は離職や転職について考えることが多く、その割合も高くなっています。
学生生活を終えて就職したものの、イメージと合っていなかった、あるいは別の可能性や選択肢が見えてきた、という理由が多いです。また、教師は激務と言っていい職種であります。
授業以外にも、生徒指導、進路指導、部活動、保護者への対応など、複数の業務を同士並行で行っていく職業です。
また、子供が相手ということもあり、精神的な負担も大きくなっています。
ただ、塾の講師になるにあたっては、注意すべき点がいくつかあります。講師業は、平均年齢が低く、塾の中での将来性が不安定な部分があります。
したがって、本格的に就職を考えるなら、できるだけ早い年齢で実行すべきです。
塾内でのキャリアは、主任を経て塾長になれればいいものの、それは一部の人に限られます。
かと言って、現場の講師が本社の経理などの業務に簡単に移れるものではないですし、講師をずっと続けたとしても実力がなければ待遇は変わりません。
キャリアプランについては、塾内で本格的に昇進を目指し、管理職を狙う方法。あるいは講師として一生生きる覚悟をするか。または30代になってからの資格予備校などへの転身を考えるか、などです。
講師になる前に、計画をしっかり考えておきましょう。採用については、それほど難易度は高くないです。就職してからの実力が試される世界と覚悟しておきましょう。