意外と雑務が多い塾の事務バイト
塾の仕事については、講師だけに限りません。これは学校などと同じく、教師の他に各種の事務を担当する職員がいます。塾でも経理などの事務処理を担当するスタッフが必ず一人はいます。
ただ、この役職は二種類あります。
その名の通り、生徒指導とは関係の無い業務を担当する仕事がまずひとつです。
そして、生徒指導の補助を行う教務関連の仕事もあります。むしろイメージとしては、こちらの教務関連の仕事が強いでしょう。
教務関連の主な仕事内容としては、簡単に言えば講師のサポートです。例えば、授業を円滑に進められるための教材の準備、お知らせのプリントの作成・準備、さらには配布、試験の監督業務、テストの採点などとなっています。
他にも、大学受験の予備校などでよく見られるのは、テストや課題の採点に合わせて、生徒への学習アドバイスを行うなどの業務もあります。特に授業とは別の角度から、学力レベルの把握、志望校の決定、学習計画の作成などの指導をします。
これは学校で言うと、「副担任」にあたる位置づけと考えていいでしょう。
一方、教室関連の仕事については、例えば講師の給料計算、チョークなどの備品の調達、あるいは塾へかかってくる問い合わせ等の電話対応、見学希望の方の案内なども行います。
このような業務は、特に規模の大きい塾で多く存在します。生徒ひとりごとに担当の職員がつくこともあります。逆に、小規模の塾では講師が雑用として行っている場合もあります。
実際に私も事務さんを雇っていましたし、何人も見ているのでいえるのですが、テスト前になるとクラスがどんどん編成され、そのたびに名簿をつくらなければならない、無料期間の申し込み方法,料金の設定が複雑だったりするともう大変です。
基本的に5時に終わるしごとではありますが、長い日は2~3時間の残業があるので、家に帰るのは8時過ぎということも。
やはり子供は手がかかるものなのです!