塾の正社員をやめたくなる理由とデメリット

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ホントに続けるの?塾業界の本音知ってますか?正社員は大変ですよ!

日本語教師から発展して40代塾講師さんの副業をお手伝いしながら、かつては希望のあったこの業界のブラックな事情がどんどん流れ込むようになってきてしまった。

 

私も塾関係から日本語教師に転職した身。今日はこれを記事にする。

 

子供に夢を与える仕事!苦しむ受験生を救う仕事。「先生には夢がある!」

 

確かに確かにその通り。どんなに疲れていても子供の笑顔に心を救われる気持ちだけはウソ偽りはない。

 

塾講師,教師,辞めたい,デメリット

 

生徒の合格の涙にかわる感動というのはちょっとやそっとじゃ見つからない。本当に子供は自然。というか、学校という環境が人間を自然にさせるのだろう。

 

日本語学校でも元社会人の生徒が突然子供になるから(笑)

 

それでもこの業界には表に出ない闇がある。ちょっと塾講師でもやろうかな?と思っている君へ!

 

正社員を目指そうと思っているあなたへ!以下の項目だけは確認しておこう。

 

ここまで知っているかな?覚悟はできているのかな?

 

辞めるのもやむなし!学習塾の正社員はこんなに辛い仕事が待ってます!

出勤時間は8時から~9時。終りの時間は11時。遅ければ2時。

 

→ つまり13時間以上平均で働くのが普通

 

休日出勤手当などは無し。残業もなし

 

→ 基本的に塾というのは土日の概念がない。学校のない時に勉強するのが当たり前だから当然と言えば当然だが、夏休み,冬休みは無論。土日だって基本的につぶれる。

 

特に土曜日の休みはないと思った方が良い。日曜日だって最近は模試でつぶれたり、部活動の見学や高校説明会(塾講師向け)に行かなければならない。

 

更に言うと、休日の特別な時給などは発生しない。残業手当という概念はない。平日のどこかに振り替えられてしまう。

 

 

営業の勧誘が辛い

 

→ 塾にもよるが生徒募集を講師自らがしなければならない所もある。生徒を呼び出して「友達誘って!」なんていうのは「ぬるい」

 

学校の校門前でチラシ配り。深夜のマンションにチラシ巻き。学校の授業参観でPR.文化祭でPRなど、教える仕事だけでは終われない。

 

 

深夜遅く、土日出勤なので婚期が遅い(できない)

 

 

→ 私がサポートしている講師もそうだが、11時以降にデートに行ってくれる女性などは世の中にいない。土日もつぶれるので平日にしか遊べない。そのまま彼は40代に突入。

 

こんな人がゴロゴロあふれているのが現実。

 

退職金が出ない

 

→ この事実に最近驚いた。塾講師の平均年齢は35歳。40代以上も続けられる講師は人気の予備校講師,教室長など。深夜労働で体力も持たないし、若い男女に好かれる老人は少ないのである。

 

だから定年が恐ろしく早い。それを見越して給料にすでに退職金をを合算。退職金がない塾が多いことを知っているだろうか?

 

年金だって満期まで働かなければ出ませんよ

 

きつい研修が待っている

 

→ 教える技術の向上のためだから仕方がないのかもしれないが、校舎によっては「見せしめの刑」のようなきつーーい授業研修がまっている。

 

みんなの前で授業して、下手くそだと罵倒される。何もそこまで言わなくても?というレベルで怒鳴られる

 

日本語業界はこの点が真逆。研修がゆるすぎて、授業の向上に目が行き届いていないと思う。バランスが問題だろう。

 

基本的に超縦社会。

 

教師と生徒の関係が、そのまま先輩と後輩の関係に反映されていることが多々ある。大手では部下の体調管理問題などの責任を上司がとるシステムができている(産業医面談がいたりする)

 

また同時に労働組合もないので個人で企業と戦うことは難しい

 

転職が結構難しい。

 

→教師職というのは覚悟しておかないと転職がむずかしい。特に小学校・中学校などの義務教育の範囲を深く勉強しても、受験勉強と実務労働のギャップについていけないだろう。

 

もちろん私も同じ業界なので潜在能力は信じているが、リクナビなどに登録しもなかなか良い顔はされない。

 

早期退職が多い業界なのに意外とその後の人生を考えていない人が多いと思う。

 

突然の校舎の移動,閉鎖がある。

 

→少子高齢化の影響で大人数の授業スタイルはどんどん減っている。また人気講師は一人いればサテライトで十分という考えも浸透。となると10人前後の教室がふえるわけだが、毎年一定数生徒を確保できるわけではない。

 

つまり、突然校舎の運営が立ち行かなくなる。大手が隣にできると生徒の大移動が起こる。月謝制なので、テストの結果が悪くなったら別の塾を考えてしまうのだ。

 

弱小塾はモンスターペアレント&生徒に苦しめられる

 

→ 大手はいいのだが小さい塾は「大手がテストで落とす子供」を拾うことになる。つまり問題児が多い。ついでに親もヤンキーだったりする。

 

でも営業しないと生きていけないので受け入れざるを得ない

 

あまりいい生徒が来ない→良い実績が作れない→生徒が集まらない。のデフレスパイラル。

 

とまあ、この業界に関してもいくらでもかけそうだが以上10個にしてみた。

 

 

それでも塾講師は辞められな人も多い。

 

なぜなら生徒に罪はないのである

 

 

 

 

 

辞めたくなって鬱になる前に転職した方が良いと思う

ほんとうに今すぐ塾を辞めたいと思うのなら思い切っての転職もアリ。

 

正社員を3年もやっていれば給付金でキャリアを積んでホワイトな業界への転職も可能。

 

30代までなら相当可能性は高い。

 

 


 

例えばDMMは給付金で最大50万ぐらいのわりびきで学校に通える。どこの業界でも必要になるスキルを新しい仲間と学ぶのは楽しいはず。

 

 

私自身IT系の勉強を塾の仕事をしながらやったおかげで人生が変わった。

 

パソコンなら年齢も容姿も問われない。身につけて損はないスキルだと思う。